テクノスラブの特徴・性能

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テクノスラブ®(旧アロスラブ)の特徴

球体ボイドスラブ工法とは

球体ボイドを配力筋上に独立して均等に配置・固定することにより格子状の梁を鉄筋コンクリート床板の中に形成します。

このことにより中実スラブとほぼ同等の剛性を保ちながら、同時に

  • 応力を二方向に伝える二方向スラブ
  • 軽量化
  • 振動しにくい構造の鉄筋コンクリート床板

を提供することができるようになり、次の特徴にあげる様々な効能を生み出すことが可能になりました。

特徴

1.小梁不要・大スパン可能

自重が軽いため、小梁が不要

  • 自重は球体のボイドを使うことでコンクリートの量を20-30%軽減できる。
  • 床の自重が軽いから自重によるたわみが軽減されるため、小梁不要。

2.優れた遮音性能

球形のボイド材を使用することにより、コンクリートの平板部の薄い部分がほとんど無いため振動が伝播し難い。
平板部の薄い部分の範囲が大きく、振動が伝播し易い通常のRCや他のボイドに比べて遮音性能が高いので、LH50、LL45が薄い板厚でも容易に出る。

重量床衝撃音LH50(Li.r.H-50)、軽量床衝撃音LL45(Li.r.L-45)

  • 重量衝撃音とは子どもがソファの上から飛び降りたドスンという音。
  • 軽量衝撃音とは食器やおもちゃを落した時や、椅子を引きずった時に階下で発生する音。
  • LH50、LL45はJISの規格で通常の使用で苦情がほとんど出ないレベル。

3.断熱性能

①球形のボイドが断熱性効果発揮

ペアガラス1枚程度の断熱効果があり、数値で言うと200mm RC床熱貫流率3.3W/(㎡k)に対して、同質量の250mmボイド床2.7W/(㎡k)

②屋根・駐車場との境床に最適

  • 外気との温度差  200mmRC床  外気温35℃、室内温度32.34℃
  • 外気との温度差  225mmボイド床  外気温35℃、室内温度31℃

4.設計の自由性

  • 段差部の設計は中実スラブと同等
  • 整形・不整形の形状を問わない
  • 超大型スラブもフラットスラブも可能
  • FEM(有限要素法)を使用するため、変更が容易
  • 小梁がないので将来の間取り変更も容易

5.コストパフォーマンス

  • スラブコストを数%軽減可能
  • 専門工不要

6.工期短縮

  • 躯体工事で他社ボイドと比較して1フロア1.5日短縮
  • 在来工法と比較しても半日短縮
  • 小梁が無いため内装工事も短縮

7.施工性

  • ボイド後入れのため、業界最速
  • 球形ボイドの中でもテクノスラブはボイド固定金物が優れているためボイドの脱落・回転が無い。

テクノスラブの性能一覧(*1)

テクノスラブ標準タイプ

スラブ厚(t) 225 250 275 300 325 350
スパン性能(*2) 6,750 7,500 8,250 9,000 9,750 10,500
ボイドサイズ(h) 135 160 185 210 235 260
等価重量スラブ厚 183 197 210 222 235 248
等価剛性スラブ厚 222 245 269 292 315 338
品確法における等価厚(*3) 207 228 248 268 287 307
単位体積重量(kg/m³) 1,896 1,840 1,792 1,751 1,715 1,684
換算板厚 222 246 269 292 315 336

単位:㎜

(*1)躯体の構造・部位により遮音性能が変動します。
(*2)スパンに関しては欠け床・段差床がある場合、その大きさにより変動します。
(*3)コンクリートの設計基準強度がFC27の場合とします。
※上記標準タイプ以外にも、遮音強化などに対応したタイプ、スパン性能に対応したタイプもありますのでご相談ください。

標準断面図
標準断面図

※難燃性ボイド球採用・・・現場での溶接火花による発火・発煙防止!!

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